Spotify上の楽曲がAI自動生成楽曲かどうかを判定するChrome拡張機能、Spot-if-AIをリリースしました
Spotify上の楽曲がAI自動生成楽曲かどうかを判定するChrome拡張機能、Spot-if-AIをリリースしました。 また、GitHub上でソースコードも公開しています。
Spotify Web Player上の楽曲リストに、「AI生成楽曲らしさ」を表すメーターが表示されます。このパラメータは赤いほどAIによって制作された可能性が高いことを意味しています。
本プロジェクトは、AI生成楽曲が音楽ストリーミングサービスに大量に流入している現状への問題提起です。
大量生産されたAIコンテンツ(AI Slop)の氾濫は、アーティストの生計を脅かし、音楽エコシステムを希薄化させています。このツールの公開が、楽曲の出自に関する透明性を高め、アーティストの収入を守るとともに、現状を看過するプラットフォームに対して行動を促すきっかけとなることを期待します。例えば、Deezerはすでにプラットフォーム上でAI生成音楽のタグ付けを開始していますが、他の多くのサービスはまだ追随していません。私たちは、この透明性の提供がリスナーに音楽の未来を形作る選択肢を与えるための重要な第一歩だと考えています。 また、弊社がこの取り組みを始めた背景については、こちらのブログポストをご参照ください。
技術的な補足: 今回、SONICSモデル(Rahman氏らの研究、当社がONNXに変換)をベースに、SunoやUdioの最新モデルに対応するために追加学習を施すことで精度が向上しました。全ての処理がローカルで行われる点にも注目してください。
Links
ご依頼・ご相談などはこちらよりお問い合わせください
お問い合わせ