AI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythm — A Spontaneous Jam Session with AI
リアルタイムに音楽生成するAIとの即興演奏
「AI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythm」は、AIを用いてリアルタイムに音楽を生成しながら行う即興的なDJパフォーマンスです。
元来の「AI DJ Project」は、2人のDJが互いに曲をかけあうプレースタイル「Back to Back」をAI DJと人間のDJが行なうことで、DJという行為の本質を探るとともに、人には思いつかない意外性のある選曲をAIを用いて実現しようとする試みでした。
今回は、音楽のシーケンスを事前に用意することなく、その場でAIが作曲(生成)した音楽をDJがコントロールし、AIがそれに反応することで、一連のパフォーマンスが展開していきます。こうして生まれたパフォーマンスは、一人のDJだけでは(ほぼ)不可能なDJ形式(=その場で作曲し続ける)を実現しただけなく、非常に即興性の高い一度限りのパフォーマンスとなりました。
演奏する側のDJも次にどのような音楽が生成されるのか、その瞬間瞬間、完全に予想することができません。AIは相対するDJ自身の創造性、音楽性を試すかのように、意外性に富んだ有機的な音楽体験を生み出していきます。
DJと複数の音楽生成モデルが相互作用することで生まれるグルーブは、人とAIが共生する新しい時代の創造性のかたちを予見するかのようです。
Performances
2021.10.28 | Creativity4Better (Bucharest) | Online Screening
Links
- AI DJ Project#2 Ubiquitous Rhythm — リアルタイムに音楽生成するAIとの即興演奏 (技術概要) - AI DJ Project — A dialogue between AI and a human (AI DJ Project 第一弾) - プレスキット
Credits
Machine Learning & Performance: Nao Tokui (Qosmo, Inc.) Visual Programming: Shoya Dozono (Qosmo, Inc.) Visual Research: Ryosuke Nakajima (Qosmo, Inc.) AR System: Hiroyoshi Murata (Dentsu Creative X, Inc.), Yuki Tanabe (Dentsu Creative X, Inc.) Videographer: Sota Suzuki (Dentsu Creative X, Inc.) Producer: Ryotaro Omori (Dentsu Creative X, Inc.) Logo Design: Naoki Ise (Qosmo, Inc.)