Surrender ゆだねる力展 — 能動と受動の間で

制作過程の一部をAIや環境など外部のプロセスにゆだねた作品群の展示

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OVERVIEW

京都のGallery 9.5(HOTEL ANTEROOM KYOTO内)にて、展覧会「Surrender ゆだねる力展ー能動と受動の間で」を開催しました。本展では、ブライアン・イーノが提唱した“Generative Music”の概念をモチーフに、アーティストが制作過程の一部を、AIや環境といった外部のプロセスにゆだねた作品群を展示しました。また、開催を記念した連動企画として、7月18日(月・祝日)にはAOKI takamasa、真鍋大度氏などを迎え、京都CLUB METROにてスペシャルライブイベントを開催しました。

BACKGROUND

本展では、特にAIの存在に着目し、絶対的な他者としてのAIに制作の一部をゆだねることで、ある瞬間、そこでしか生まれない表現を「生成」(Generate) する作品を展示しました。新型コロナウイルスの流行などによって、分断した社会の中で、他者に身を任せることの意味を問いかける試みでもあります。

ブライアン・イーノが提示した新しい音楽のあり方として、アンビエント・ミュージックと並んでよく知られるGenerative Music (生成音楽) という概念。あらかじめ定められたルールに従って常に変化し続ける音楽、無限に続く音楽のかたちとして捉えることが一般的ですが、その根底にはルールやコンピュータといった(アーティストから見た)「他者」に創作の一部を託す、「ゆだねる」姿勢が存在します。コントロールを手放すことによって、自身の創造性の外側を探索しようとする感覚、予測不可能な結果を排除するのではなく意識的にそれらを受容する「能動的な受動性」ともいえる状態です。

AIを用いた創造性の拡張を目指すコズモは、創立当初から常にイーノのこうした姿勢に刺激を受けてきました。特に2016年のイーノのアルバム『The Ship』の公開時には、ミュージック・ビデオの企画やAI技術の提供を通じて、イーノ本人とコラボレーションする機会にも恵まれました。

京都中央信用金庫旧厚生センターでのインスタレーション展『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』が大きな話題を呼んでいる中、彼との当時の会話や議論からインスパイアされた展示が実現しました。

展覧会開催に至った背景やコンセプト/それぞれの作品について、より詳しくは特設ページをご参照ください。

ロビン・ジャンガス「64 Memories of Noise」
中嶋亮介「Suspended Identity」
徳井直生「Musical Ambience: Ambience for a Hotel」

7月18日(月・祝日)には、本展覧会の開催を記念して、京都CLUB METROにてスペシャルライブイベントを開催しました。Qosmo代表の徳井直生(Nao Tokui)は、AI音響合成を用いたAI Generative Live Setを初披露、更にAOKI takamasa、ライゾマティクス 真鍋大度、ダムタイプ Ken Furudate、aluca、Synth Sisters、SPEKTRAなど豪華共演が実現しました。

ACT:
Nao Tokui|AI-Generative Live
AOKI takamasa|DJ
Daito Manabe|DJ
Synth Sisters|Live
Ken Furudate|DJ
aluca|DJ
Robin Jungers|VJ
Ryosuke Nakajima|VJ
Keito Takaishi|VJ
SPEKTRA | VJ


LINKS


CREDITS

  • 企画制作

    Qosmo

  • Artists

    徳井直生(Qosmo), ロビン・ジャンガス(Qosmo), 中嶋亮介(Qosmo)

  • PR

    高橋 ゆみ(Qosmo)

  • Designer

    伊勢尚生(Qosmo)

  • 協力

    HOTEL ANTEROOM KYOTO

  • 機材協力

    (株)FRM

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