AIと伝統工芸の共創プロジェクト「NeuCraft」が大阪・関西万博 京都ゾーンに出展されました

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Exhibition Photo : ITOCHU Techno Solutions

朝日焼と伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(CTC)との共同研究開発プロジェクト「NeuCraft」が、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)関西パビリオン 京都ゾーン「ICHI-ZA KYOTO(一座きょうと)」に展示されました。

本プロジェクトは、2022年に始まった初回の取り組みの継続としてスタートしたもので、AI技術と伝統工芸を融合させた新たな創作支援の可能性を模索しています。今回のプロジェクトでは、多種多様な画像にて学習された画像生成AIモデルを土台として使用しました。そのモデルに対して朝日焼の作品画像を追加で学習させることで、朝日焼ならではのスタイルを表現できるように調整を行いました。また、作家がAIモデルを最大限活用できるような生成システムの開発を支援。これにより、朝日焼の伝統的なスタイルを踏襲しながらも、幅広いデータに基づく多様なインスピレーションを得ることができ、従来にはなかった新たなデザインの創出が可能となっています。

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朝日焼のスタイルを学習したAIによる多様なデザインバリエーション

このようにして生まれた作品は、伝統を継承しつつも、AIがもたらす新たな視点や可能性を取り込んだ表現として、大阪・関西万博の京都ゾーン「ICHI-ZA KYOTO」に展示され、多くの来場者に新しい工芸の未来像を提示しました。

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Exhibition Photo : Asahiyaki Hosai Matsubayashi

単に画像を生成するだけでなく、人間を制作の中心に据えつつ、AIからインスピレーションを受け取ることができる。そんなツールを目指して、今後も開発を進めてまいります。

[開催概要] ICHI-ZA KYOTO(一座きょうと) 会期:2025年5月12日(月)〜18日(日) 会場:日本国際博覧会(大阪・関西万博)関西パビリオン 京都ゾーン *京都ゾーンは、会期中「文化」「食」「産業」「環境」「いのち」「観光」の分野で、一定期間ごとに展示を入れ替えながら、京都ならではの魅力を発信。本プロジェクトは「文化」期間に展示されました。

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