マガジンハウスの創立80周年を記念し、Ginza Sony Parkとのコラボレーションで実施された特別イベント「マガジンハウス博 “銀座から世界へ“」。この展示において、過去45年分の『BRUTUS』のアーカイヴをもとに構築されたAIと電話ボックスを通して音声会話ができる実験的プロジェクト「もしもし、ブルータス。」の開発に参加しました。弊社は、「AI会話エンジン」の開発に参加しました。
本コンテンツは、電話ボックス内に設置された受話器を持ち上げ「もしもし、ブルータス。」と呼びかけると、創刊から45年分のアーカイヴを記憶として持つAIと会話ができる、「話せる雑誌」です。体験者は、自身の興味に基づいて自由にAIに話しかけることで、過去の雑誌の内容を反映したBRUTUSならではの視点に基づいた会話を楽しむことができます。
通話終了後には、電話ボックス内に設置されたカメラを用いて撮影した写真をもとに、「あなたが『もしもし、ブルータス。』特集号の表紙になった」画像を生成し、体験の会話内容のまとめとともにレシートとして持ち帰ることができます。
今回のプロジェクトはGoogle Geminiとのコラボレーションであり、AI関連の技術にはGoogleのサービスであるGemini(大規模言語モデル、会話生成)やNano Banana(画像生成AI、表紙画像生成)を活用しています。
会話生成においては、BRUTUSの雑誌データを知識としてGeminiに与えるため、検索拡張生成(RAG)と呼ばれる技術を構築しました。紙の雑誌をスキャンしてPDFデータ化し、文章生成時にGeminiが参照できるようデータベースを構築することで、Geminiの学習データには含まれていないBRUTUS独自のデータを活用した会話体験を実現しています。また他にも、BRUTUSらしい会話の設計、電話ボックスでの会話という体験を損なわないための応答速度改善、また雑誌の内容に基づいた正確な文章の生成など、LLMを用いた体験を構築する上で重要なポイントに気を払いつつシステムを構築していきました。
Links
- BRUTUS - もしもし、ブルータス。 - AdverTimes - 『BRUTUS』がAIで「話せる雑誌」に Google Geminiが45年分の内容を学習
弊社のLLM関連プロジェクトについては、こちらもご覧ください: - Qosmo - LLM Experience Design
Event
- 2025.10.10 - 2025.10.25 | マガジンハウス博 “銀座から世界へ“(Ginza Sony Park)
Credits
企画 Executive Creative Director:鈴木健太(Firstthing) Creative Director / Copywriter:中山祐之介(Firstthing) Art Director:永井淳也(電通), 矢野華子(電通) Copywriter:岩田泰河(Firstthing) Creative Technologist:岸本和也(Dentsu Lab Tokyo), 山西康太(電通), 日俣千樹(電通) Communication Planner:星さくら(Dentsu Lab Tokyo), 鈴木創大(Dentsu Lab Tokyo) PR Planner:辰野アンナ(Firstthing), 小里陽香(Firstthing) Strategic Planner:塚田航平(Firstthing) Social Planner:戸塚亮介(電通デジタル), 中居誠大(電通デジタル) PR Planner:藤田啓介(藤田デジタル)
プロデュース Producer:高野夏希(Firstthing), 三沢果琳(Firstthing), 井口晟奈(電通プロモーションプラス) Account Exective:大森寛光(電通)
制作 Production Producer:大森遼太郎(Think & Craft), 松本章太郎(Think & Craft), 熊木奏枝(Think & Craft), 川辺舞斗(Think & Craft), 丸山廉太朗(Think & Craft) Technical Director:西村保彦(Think & Craft), 増子厚希(Think & Craft) Engineer:中嶋亮介(Qosmo), 石田一帆(Think & Craft), 堀尾寛太(ポノール・エクスペリメンツ) Designer:飯塚朋未(電通クリエイティブピクチャーズ), 佐保田里奈(フリーランス) Motion Graphic Designer:奥田祥生(EDP graphic works) Event Producer:原田慎也(CAPMAN), 長橋俊明(ディー・エヌ・エー) Drafter:直井亮(恒デザイン事務所), 中山大治(恒デザイン事務所) Art:高橋岳史(高橋アート) Construction Manager:中村 伸(小林工芸社)