DJ機器・ソフトウェアを企画・開発するAlphaTheta株式会社との共同プロジェクトで、弊社で開発したAI技術をベースした二つの新機能が、同ブランドのDJ向けソフトウェアの最新版に実装されました。2020年から続く共同プロジェクトでこれまでAIを用いたDJ向けボーカル検知アルゴリズムの開発なども行っています。
今回の実装では、類似する楽曲をオススメしてくれる2つの「RADAR」機能、また曲をかけ始める箇所となるCUE(キュー)ポイントを予測する「INTELLIGENT CUE CREATION」が、弊社の開発した技術をベースに新機能として搭載されました。
「RADAR」機能は、キー、テンポ、ジャンル、ボーカルコンテンツなどの利用可能なメタデータと、深層ニューラルネットワークを用いて高次元の埋め込みを抽出し、曲間のより抽象的な類似性を計算するアルゴリズムに基づいています。この2つの情報源を巧みに組み合わせることで、ユーザーが興味を持ちそうな候補曲のリストを生成します。推奨される曲は、ユーザーの個人ライブラリからだけでなく、Beatportなどのオンライン音楽配信サービスからも提供され、新しい音楽に出会う機会を提供します。
キューポイント予測では、楽曲内で曲調が変化するポイントを分析し、DJがキューポイントとして選ぶ傾向にあるポイントを理解する深層ニューラルネットワークに基づいています。この深層ニューラルネットワークの提案は、各ユーザーの個別の好みと組み合わせられ、DJがコレクションの整理に費やす時間を減らします。その結果、セットリストの作成により多くの時間を割けるようにするパーソナライズされた体験を提供します。
Links
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Client
AlphaTheta 株式会社
Interview：「アーティストのために新しい表現方法を提供したい」（AlphaTheta株式会社 菅沼龍一様／呉益明様）
Credits
Machine Learning / Technical Direction: Bogdan Teleaga (Qosmo) Technical Direction: Nao Tokui (Qosmo) Project Management: Yumi Takahashi(Qosmo), Ryosuke Nakajima (Qosmo)